【2025年の夏は異常!?】猛暑を乗り切るためのエアコン活用術と“正しい使い方”

こんにちは、株式会社アプライです。
先月のブログでも、暑さに備えての家電選びについてご紹介しましたが、7月に入り、その「暑さ」はいよいよ“本格化”してきました。
今年2025年は、異常な暑さが全国各地を襲っています。
特に話題となっているのが、北海道で気温が40度近くまで上がったというニュースです。
本来なら涼しさを求めて避暑地として選ばれる北海道で、ここまでの高温になるのは、かつて考えられなかった現象です。
◆ なぜ、ここまで暑くなっているのか?
この異常な暑さの背景には、いくつかの要因が絡んでいます。
● 地球温暖化の進行
もはや耳慣れた言葉ですが、温暖化は年々深刻さを増しており、日本列島の気温上昇のペースは世界平均を上回っているとも言われています。
温室効果ガスの増加や森林破壊、都市のヒートアイランド現象などが重なり、「これまでの常識が通用しない夏」が訪れているのです。
● 偏西風の蛇行・太平洋高気圧の張り出し
2025年は例年以上に太平洋高気圧の勢力が強く、また偏西風が蛇行したことで、日本列島に熱気が溜まりやすい状態が続いています。
これにより、北海道を含む全国的な“灼熱”の天候が長引いていると気象庁も指摘しています。
◆ 昔とは逆?「エアコンは健康に悪い」はもう古い話
かつて、「クーラーの冷えすぎは体に悪い」「エアコンに頼りすぎると夏バテする」といった意見が一般的でした。
確かに昭和〜平成初期までは、機種の性能や運転制御の精度が低く、「冷やしすぎ=不調の原因」になることもありました。
しかし、現在ではその常識は逆転しています。
エアコンを使わずに我慢するほうが、身体に悪影響を与えることが、はっきりとわかってきているのです。
特に高齢者の方や、在宅時間が長い方は要注意。室内でも熱中症になるケースが急増しており、命の危険さえあります。熱中症は軽く見てはいけません、後遺症も残る様なケースがあります。
厚生労働省も「室内でも無理せずエアコンを使用すること」を強く呼びかけています。
※よく間違えるのが「28度設定」。これは勘違いしている方がかなり多いので再度お伝えしたいと思います。28度はエアコンの設定温度ではありません。室温28度設定、という事で国が勧めた施策です。間違ってエアコンを28度にしている方がかなりいらっしゃると思います。ちなみに、この28度設定はかなり昔なので現在は暑さが別格なので28度では厳しいと思います。
◆ 今こそ見直そう!エアコンの“効率的な使い方”
今年のような過酷な猛暑を乗り切るには、エアコンを上手に活用することが大切です。ここでは、快適さと節電の両立ができる「正しい使い方」をご紹介します。
① つけっぱなし運転で温度の安定を
こまめなオン・オフは、かえって電気代が高くなる原因に。
外気温が高い日中は、一定の温度でつけっぱなしにした方が効率的です。
特に外出が短時間であれば、切らずにそのままにしておいた方が、室温の上昇を抑え、再度冷やすエネルギーも少なくて済みます。
② フィルターの掃除で冷却効率アップ
冷房能力の低下・電力消費の増加の原因になりやすいのが、エアコン内部の汚れです。
月に1〜2回を目安に、フィルター掃除を心がけましょう。
また、2〜3年に一度は**内部洗浄(エアコンクリーニング)**もおすすめです。アレルギーや空気のニオイが気になる方にも効果的です。
③ 室外機のまわりに注意
エアコンの室外機が直射日光を浴びたり、物が密着していたりすると、排熱効率が悪くなり、冷房能力が落ちる原因になります。
室外機は風通しの良い状態を保ち、できれば**日陰を作る(すだれ・日よけ)**などの対策も◎。
④ サーキュレーターで空気を循環
冷たい空気は下にたまりやすいため、天井に向けて風を送るようにサーキュレーターを使うと、部屋全体がバランス良く涼しくなります。
これにより、エアコンの設定温度を上げても快適さを保て、電気代の節約にもつながります。
◆ 最後に:今年の夏は、エアコンを「我慢しない」
2025年の夏は、これまでの常識が通用しない“異例”の猛暑となっています。
エアコンを使うことは、快適さのためだけでなく、命を守る行動だと私たちは考えています。
暑さに負けず、健やかな夏を一緒に乗り切っていきましょう!